いまとなっては皮肉なのか・・・
クセになるエスニック風味とビートの融合
この前の Russian Red とは反対に、
こちらはエスニックな風味が大きな魅力になっています。
Cornershop はインド移民による
イギリスのバンド(今はユニットなのかしら?)。
独特のほんわかしたノリの中に、
チラッと垣間見えるテクノやエスニックの香りが
それこそスパイスのように効いて、独特の世界を作り上げています。
私の分身のヤマザキは、10年くらい前に買ったアルバムが、
大のお気に入りだったクセに、
その後ずっと放ったらかしにしていたのを、
今になって後悔しているようです。
で、インド人女性ボーカリストBubbley Kaur
(何て読んだらいいのでしょう??) をゲストに迎えた本作。
彼女の歌によってエスニック風味が強くなっていますが、
それが逆に、ポップなサウンドメイキングを引き立てていて、
聴いているうちにどんどんその魅力に引き込まれていってしまいます。
クセになります。
その歴史から、ロンドンにはインド系の移民も多いのですが、
都会らしいスタイリッシュなビートに
まぶしたエスニック風味。
これがやけにリアルに感じられるのは、
ここ最近のライオットの影響もありなのかしら、
なんて思ってしまうのは、
皮肉なのでしょうか。
それとも、やっぱりその場にいない「対岸の火事」的な
見方なのでしょうか。